みなさんはPHSをご存じだろうか?そう今では高校生までもが持っている携帯型子機のことである。PHSの正式名称はPersonal Handyphone Systemの略で正しくは電話そのものをさす言葉ではなく規格の名前である。 はじめのPHSの規格ではデータ転送速度は64kbpsということだった。が、それから規格が変わりデータ転送速度は大変遅くなってしまった。この背景にはモバイルコンピューティングにPHSを使用されると公衆電話ほかのPHSのユーザーが使用できなくなる恐れがあるからだ。 PHSに限らず携帯電話もアンテナを必要とする。PHSではいたるところにアンテナをたててはいるが1本のアンテナで一度に使用できるPHSは3機までである。ネットサーフィンを楽しんでいるあなたならわかると思うがインターネットなどはやりはじめてからふと時計を見ると2時間以上経過しているということがよくある。PHSでそこまで長くアクセスする人はそれほどいないと思うが、インターネットが快適にできる転送速度にしてしまうとアンテナを少数の人に独占されてしまう恐れが出てくる。そういうわけで規格の見直しの必要があったらしい。 PHSがまごついているあいだに携帯電話もがんばってきて将来敵には通信速度は28.8bpsになるらしい。今の通信速度の最大が一部の機種で9600bpsである。私はあと3年ぐらいしたら携帯電話からPHSに乗り換えようかと思ったが(モバイルコンピューティングのため)通信速度がそれほどよいわけではないので結局このまま携帯電話を使っているような気がする。 今PHSは何かの会員になったりすると只でもらうことができる。加入料なども払わなくていい場合も多い。なぜ只でもらえるのか?答えは簡単一人加入者が増えると上の会社から一人につき1万円なりのマージンが得られるからである。上の会社は赤字覚悟だが...。PHS業界は今結構きつらしい。加入した人がPHSの使用料を払わずにPHSを捨ててしまったりすることがあるらしい。主に暴力団関係の人達らしいが...。 PHSはなかなかに優れた規格であったはずなのだが、広める手段を間違えたようだ。
追加:ある匿名の方のタレコミです。PHSを配ってもらえるお金は3000〜6000円だったとか。J-PHONEは1万円もらえるようです。
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