#18 CPU

私はMacintoshを個人で使っている。CPUはPowerPC601だ。CPUとはCentral Processing Unitの略で日本語にすると「中央処理演算装置」となる。

CPUには大きくわけてRISCとCICSがあり、RISCはReduced Instruction Set Computerの略、CISCはComplex Instruction Set Computerの略です。両者の違いはRICSが数少ない小さな命令を組み合わせて演算を処理するのにくらべ、CISCは1つの命令を大きくし1つの命令で高度な処理を行なえるようにした。この為CISCチップは回路が複雑になり、大型化する傾向にある。PowerPCはRISCで、IntelのPentiumなどはCISCである。

このCPU内部の配線に使われているのはアルミニウムである。導体として最も伝導率がいいのは金である。もちろん金は高くついてしまうので使うことはできない。金の代替えとして一般的に使われるのは銅である。しかしCPUには銅は使えなかった。いままでは...。

銅は配線基板となるシリコンとあわせて使うと腐食してしまう。その為使うことはできなかったのだ。しかし、つい先日IBMが銅とシリコンを接触させても腐食させなくする技術を開発した。この技術はさっそくPowerPC750と新PowerPC604eに使われることになるそうだ。

RISCとCISCを比較した場合、RISCのほうが拡張性があり優れている。今私の気になるところはIntelがいつCISCからRISCに切り替わるのか?ということだ。

訂正:1段落目の文章だとMacintoshしか使っていないように思われるが、Windowsも使用している。また「PowerPC601」と書いてあるが、その後PowerPC604eになり、現在はPowerPC750を主に使用している。ちなみにWindowsの方で搭載しているCPUはPentiumProである。他にMC68030等もある。