今回は注射。注射を好きな人はなかなかいないだろう。かく言う私も好きではない。ハッキリ言えば嫌いだ。アブない薬でない限り痛いだけである。いや、アブない薬だろうが針が皮膚を貫く瞬間は痛いに違いない。あいにくその手の薬に手を出した事はないのでどうなのかはわからないが。 しかしその注射、一時期だが比較的痛くないときがあったのだ。 昔の注射は痛かった。と、言っても私は若いと自分では思っているので、ホントに痛かった時期は知らない。そういう痛い時期を過ごした人たちがいろいろ考えたのだろう。 注射針にシリコンオイルを塗る事を。 このおかげで針が皮膚に刺さる時、滑りやすくなって抵抗が減った。そのため痛みが少なくなったのだ。残念ながらその痛くない時期もそう長くはなかった。針にシリコンオイルを塗る事をやめてしまったのである。 発がん性。 実はこのシリコンオイル、発がん性の疑いがある。疑いがあるだけで完全に立証されたわけではないのだが、針にシリコンオイルが塗られる事はなくなった。 やっぱり注射は痛いものなのである。でも、私が一番嫌いなのは刺さる痛みよりも、刺さる瞬間を見てしまう事...。
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